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石触徘徊人+g

gecko2005.exblog.jp

瑞牆山の情報など(石と言葉と微かな光)

リアルローリングストーン

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↑jyougasaki-kannonnohama

打ち寄せる波の力
包み込む器の大きさ
均一な重量と堅さ
変わらぬ時の流れ

完璧な条件がととのったとき
奇跡の造形は完成するのかもしれない。

すべての石は球体にあこがれる。
けずってけずってまたけずって。
でも、まるくなれたときは哀しいほど小さい。

この大きなローリングストーンに打ち寄せる波の音は
今ではまるで、いびつな石達のねたみの唄のよう。
まるを極めたのちでさえ
けずられつづけていた。

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あえて簡単な解説
城ヶ崎のすぐ見られる場所にありながら、ほとんど知られていない奇岩。
波の打ち寄せによって出来た*ポットホールである。
通常ポットホールはその穴の形状が見事かどうかで評価されるが
これは中の石の球体の方があきらかに主役。
長崎にも同じようなものがあるようだが、写真で見るとこちらの方がはるかに見事だ。
完全な球状の石としては世界でも有数の大きさだと思われ、長崎のそれが国の天然記念物に
指定されているにもかかわらず、こちらは知る人も少なく放置状態である。
しばらく見ていると、波が打ち寄せると浮き上がりながらわずかに回転した。

*水の力によって窪地に入り込んだ石が回転しながら穴をけずっていく事によって作られた形状。
渓流などによく出来る。
by gecko-2005 | 2010-01-11 23:18 | 僕らはみんな生きている