石触徘徊人+g
2024-03-25T17:07:26+09:00
gecko-2005
瑞牆山の情報など(石と言葉と微かな光)
Excite Blog
末端壁対岸の岩場
http://gecko2005.exblog.jp/30868643/
2024-03-25T16:41:00+09:00
2024-03-25T17:07:26+09:00
2024-03-25T16:41:05+09:00
gecko-2005
瑞牆のルート情報
瑞牆クライミングガイド未掲載ルート大面北面『裏顔』15m⒌10a C#0.5〜3?何故未掲載かというと、開拓途中で足が遠のいたため忘れてました。↓末端壁から撮影この岩場は正確には天鳥川北沢沿いの大面岩北面ということになるのだがアプローチは末端壁からの方からとなり、そもそも大面北面ってどこ?と思われるだろうから末端壁対岸ということに便宜上呼ばせていただく。『瑞牆クライミングガイド』は山域ほぼ全てのエリアを網羅しているのだがいくつか含まれてないエリアもある。その理由としておそらくルートはあるものの開拓者の情報が何らかの理由で得られない場合とそもそもルートが無い場合がある。最初の理由はともかく瑞牆でアプローチが恐ろしく悪くて遠いとかいうのではないのにルート開拓されていないエリアなんてあるのだろうか?と思われるかもしれないが、それがあるのである。でもあってもそれは開拓するに足る魅力的なラインがないからではないかと思われるだろう。それは半分当たっていて半分間違いである。(いや〜70%当たっているかな)特に大面、カンマンボロン北面とその下につづく天鳥北沢沿いの壁はスケールもそこそこあるにもかかわらずほぼ手付かずである。その理由はやはり暗い、ブッシュが多い、明確に魅力的なラインが見当たらないということになる。それでもわずかながらルートは存在するのだが『瑞牆クライミングガイド』に掲載されているエリアは天鳥川北沢沿いの『ほったらかし岩トレインスポット5.12c』1本のみといった状態である。(中巻p212)ちなみにほったらかし岩はアプローチも近く東西面にも壁があり特に西面はスケールもありスッキリとしているので今後の開拓に期待が持てる。
さて末端壁対岸(大面北面)だが、これといって惹かれるラインも見えず北面で暗くブッシュが多い上、時々そのブッシュ帯がテラスごと崩れ落ちるらしくあちらこちら剥がれたところが見事に真っ白になっている。だがそれを見て思った。「この壁は磨けば光る!」そういうわけで2017年ごろ偵察に入り天鳥川北沢沿いの大まかな壁の構成を調べた。やはりと言うか壁の一部にはいつのものか解らぬ古い残置が残っていた。だが既成ラインがあるかどうかは確認出来なかった。とりあえずアプローチが比較的近い大面北面から開拓をはじめてみることにした。
アプローチは末端壁から対岸に渡りルーフ岩の下を抜け約10分程。ルーフ岩には水が流れている。人がほとんど入っていないのでダニに注意。壁のスケールは40〜60mほど大チムニーやクラックが数本あるがチムニーは常に濡れていたりクラックは途中で終わっていたりではっきり言うと残念なものばかり結局完成させたものはクラック1本のみとなり興味は他に移っていった。また開拓に入るかどうか微妙なところ。さて唯一の開拓ルートであるが場所は岩に沿って進みチムニー状のところを登ったところ。私が上から掃除後ウチダさんが登った2018年 『裏顔』15m⒌10a C#0.5〜3?他にも試登したものはあるが濡れてたり壁の途中に終了点は作りたくないとかの理由で未完成である。もしかすると台風直撃とかで北面の壁がゴッソリはがれ落ちて素晴らしいラインが出てくる可能性やまだ暖かい季節に壁がカラカラに乾くもあるかもしれないが、もう残りの人生陽の当たるところで登りたいと思うこの頃。というわけでこれで終わりの可能性もあるので情報を出しておくことにした。↓裏顔上部 ↓裏顔下部 ↓その下の大チムニー(途中まで)]]>
マイアルパイン論2024
http://gecko2005.exblog.jp/30845564/
2024-03-08T15:03:00+09:00
2024-03-14T12:41:28+09:00
2024-03-08T15:03:46+09:00
gecko-2005
石触徘徊の日々
だいぶ長文になりそうな予感。(余談も多い)
まず初めに言っておくと基本私のネガティブ発言は超ポジティブ思考のカウンターバランス的発言だと言っておきたい。ポジ思考高すぎるとクライミング界では天国に近すぎるからね。(異論は受け付けません)でも世間ではネガティブ発言によってひどく傷ついたり気にしたりする人が多いらしい。それを反省したりする気は全然ないけれど、ちょっと世間的バランスをとる上でもポジティブ思考割合を増やしていこうかなと思ったり思わなかったりするのです。それに歳も重ねて若気の至りという逃げ道も無くなったしね。そういうわけでネガティブ発言ゼロ思考で今回の記事は書いてます(通常思考です)
ひねくれた発言は直せませんので別に許してもらおうなどとも思いません。
ロクスノ103号買いました(2024/3/6)¥1500です!税込¥1650です!まあラーメンが¥1000超え普通の時代ですから¥1650は安いと納得しま、、、、した。『まだまだある日本の岩場』が特集ですいつものようにパラパラと最後まで目を通し気になる記事から読み返そうと一旦閉じてあとで読もうと思ったりします。で、そのまま季節は巡りまた同じく次のロクスノを手に取り¥1650!!!と何度も驚いたりするのです。今回など6日に平積みでおまけに新刊のpopまであったので前号森あいちゃん表紙の号を思わず買ってしまう始末(買ったのは私でないが)戻せたからいいけど気が付かずにまた買って気づかずに読んじゃうところでした。(ポジ発) こいいうのはあとできっと必要になる記事があるのでクライマーの知的財産として所有するべきだと思います。編集部の皆様ご苦労様です。
さて今号は一つだけ読み返しましたよ。『アルパインルート開拓のあるべき姿を問う』という記事です内容はロクスノ買って読まれたし(アルパインクライミングに興味のある方のみ)問い側は熱く語ってるんでしょうね。受け手が若干お困りの様子が伺えます。かたや個人かたや組織という構図がすでに平等な問いかけにならない気がします。もちろん個人の方が攻撃力ありますが組織の方が防御力の強さは言うに及ばずです。問いの受け手、ガメラの個人としての攻撃力はエグいものがありますが流石に個人的見解とはいえ組織を背負ったガメラの攻撃力はミドリガメの頭突きくらいに抑えられています。問い側に対して「気楽だな」程度に抑えたのは大人発言にしか思えなくて悲しさを感じます。ロクスノは良心的回答をしたと思います。しかし、今まで当たり前に個人の良識を信じて記録を載せていればよかったロクスノも事細かく精査せねば記録を出せない時代なんだな〜と逆に気の毒な気がします。結果アルパインにおいてグランドアップかそうでないか正確に記載してくださいとなりました。アルパインにおいてはグランドアップだけが唯一のスタイルなので、これはアルパインかそうでないかという判断なのかな?私が思うにグランドアップのリアル感を得られるのは初登者のみで次はほぼないということです。誰かが登った、難しさも分かる、ギアだって分かるとなればそれはもう目眩のするピクニックでしかないと思うのです。だから別にそのボルトがラペルで打たれていようがグランドアップで打たれていようが再登者にとってはボルトがあるかないかという問題でしかないのです、まあちょっとは気になりますが。ロクスノが示す正確なルートデータというのは初登者がどうやってそのルートを作ったかを出してくださいね特に時代に則してないかもしれない事項があればお願いしますという意味だと思います。逆に正確なルートデータを出せばどこの岩場で何をしてもいいですよとも受け取れますが。
まあ余談ですが、昔私などもちゃんとデータを出したおかげで少し批判されてたようです。北アルプスゴルジュ横断でパートナーを入れ替えたことなど言語道断みたいな。まあわかります。でもちゃんとデータを出したおかげで否定的意見も聞け良かったと思っています。ついでにデータを付け加えておくとこのゴルジュ横断は全ピッチ私リード、ボルト不携帯です。文句のあるやつは同じスタイルでかかって来い!などとは思いません。真摯に受け止めています。反省すらしました。でも必要な記録だとは思っています。他にもありますがホコリを自分で叩くのも迷惑でなのでやめときますが。
正確な情報というのは証人がいないクライミングでは特に重要で、それは初登者のズルしなかったかどうかの判断基準になり再登者にとってはそれが自分にとって楽しめるかどうかの判断基準になるということだと思う。で、それはこうなるのでは
グランドアップはショートのフリークライミングにおいても当然なのでラペルルートはそう記載するべきである。ボルダリングにおいてもロープを使用して掃除なり試登した時はそう記載するべきである。以下要求案件を記載するとSNS等でムーヴ等の情報を得たアルパインにおいて衛星画像やドローン画像など使用ボルト打ちにハンマードリル使用通常携帯しないギアを使用(カム5番以上とか)チョーク後が残っていた場合クラッシュパットを使用したスポッターがいたetc以上それらの記載を時代の変化に合わせることなく正確に記載すること
となるのだがそこまで必要とする人いるのかな?って思うのだ。エベレストはまだまだハシゴ必要だろうし、ラペルボルトルートだって素晴らしいルートあるし時代ははますます危険に価値をつけようとはしない、だから危険は個人で楽しめばいい。その意味をわかってくれる人がまだいるから、少しはやる意味はあるけどそれは自分の中で消化したいと思う。グランドアップだって自分が楽しめばいいのかなって思う。私に関して言えばグランドアップだったからいいルートが出来たなんて思ったことなんて一度もない。でもグランドアップだったから楽しかったことはたくさんあった。もちろんラペルボルトだったから作れたルートもあった。ボルダリングにおいては(また余談)SNSでムーヴを見る人がいても批判せず黙って見せとけばいいと思う。そんなのたいしたことじゃないし、見る人と見ない人がどう伸びるかなんてわからないしデータもない。それをズルと思うのなら靴もクラッシュパットもチョークも全部ズルだぜ。クライミングにおいてはロープだってズルだぜ。
さて今回はポジ発でいきたいので愚痴っぽいのはこれぐらいにしてロクスノの『アルパインルート開拓のあるべき姿を問う』への私の意見
正確なデータは今の時代SNSで検索してね!ぐらいでロクスノになんでもかんでも記載を求めるのはどうかって思うのです。その記録の意味は分かる人には分かると思うし分からないなら時代の流れが変わったということ。それが安易に流れるなら抗うのは必要だし疑問こそ文化の熟成を促進するもの。それこそ、この記事の質問者藤巻さんみたいな方がいるからリスクを追い求めることも意味のあるものになると感心するのですよ。(大人発言)グランドアップをやる意味って自分の中ではあるのだが、それを他の人に共有できない、つまりクライミング社会に伝えきれてない。だから私は主張も要求もしないってことになる。分かる人がいればいいかなってぐらいで。
さて本題(前振り長すぎ?)まずクライミングの進化はまだ何も起こってないということ進化とは今までの人間が出来なかったことが出来るようになるっていう事例えば爪が異常に強固になってどこでも引っかかるとか足の指が手の指のように握れるようになるとか。これはクライミングが人にとって必要であれば何世代か後には兆候が現れるかもしれない。今クライミングで起きているのはただの進歩であるから多少の紆余曲折は致し方ないと思っている。それでも当事者としては時々驚愕の感銘を受けたりするのだ。それは今まで自分では倫理的にアウトだと思っていたことがそれをしても尚賞賛に値すると思われるもので、それこそが進歩だと思うのだ。そしてそれは今までの自分の倫理観を壊しても受け入れられるものなのだ。ガメラの言う杓子定規に区別するものではないという意見に「そだねー」ぐらいの賛同はあるのです。グランドアップがいつでも最上だとは思わない。ただそれだけがクライミングだとは思う。だけど本当の意味でクライミングと呼べなくともクライミングと呼ぶに相応しいルートはラペルボルトでもある。そのラインを自分が出来なくとも将来の誰かのために残しておきたいとかいうのは素晴らしい考えだと思うが、人間ができることは限られてるし不可能はある。少なくとも自分が生きている間どこまで進歩するかは想像はつく。だから今登れるなら登っておきたいと思う。それにクライミングルートは一度作ったものが絶対的なものとも思わない。同じラインに新しいストーリーを作り出すことだって面白いと思う。
残念ながら今回の記事の発端となった剱岳の開拓スタイルは当然受け入れられるものではないだろうが私は無責任ながらどうでもいいいと思っているし、むしろ残置でボルトを残すことになるならしっかりしたボルトの方がいい。
後付けその自分の倫理的アウトを覆した進歩という意味で以前、倉上氏が瑞牆モアイフェイスにラインを引いた「千日の瑠璃」というルートのことを書いたのだが本人に大変誤解を与えたみたいなので記事を閉じておいた。その後本人に会った時も釈明することもないだろうと思って何も言わなかった、改めて読み返してみると失礼極まりない文面なのだが今回の記事に関係するので、これを機に再提出して言っておきたい。倉上くん神!
以下その文面(ちょっと酷いけどそれが私なので釈明はしない)でもポジティブ宣言後なのでカッコ付き(釈明でない解説)で出します。
どんなに無礼であれ(まずこのタイトルはない)たとえば課題の前でスマホを取り出し、動画でムーヴを確認して登れたという結果だけを求めること。たとえばマットを積み重ねスポッターに身を任せ大胆なムーヴを可能にすること。たとえば安全のためという、およそクライミングとは対極にあるはずの良識のためのボルト。たとえば前進用ではなくビレイ用という、いいわけにも似たトラッドクライミングの根幹を忘れたボルト。クライミングであるはずなのに上からぶら下がることに、ためらいのない者たち。そして登れる可能性を探ったらムーヴを確実に固めリハーサル。あらゆる手を使ってもプロテクションを決められる場所を探し必要とあればビレイヤーの為という理由でボルトも打つ。あらゆるクラックの隙間に適応していくパッシブプロテクション。高いカムを当然のように常備しなくてはリスクの不公平を受け入れるしかない。頭を守るのは当然とプロテクターとしてのヘルメット。岩の形状に合わせて細分化していくクライミングシューズのゴムと角度。
それが今や常識?(誰に言ってる?)
それらが安易な影響を多大に拡散したとしても、クライマーとして意味が残るのはごく一部。気にすることはないだろう。不愉快と思うのは自分のクライミングが足りないから。評価はいずれなされ、淘汰は常にされる。そのとき自分のクライミングをしてこなかった者は消えるだけだろう。(俺やん)
昔、40mロープ一本 ハーケン7枚 あとはハンマーとエッジングしかできないシューズ、それで全ての壁に行った。もちろん不可能のパーセンテージは今よりずっと多かった。(いつの時代?)フリークライミングの世界に入ったとき古い先輩には吐き捨てるように言われた。「俺に言わせりゃあんなの邪道!」落ちたらいけないのが当時のクライミングの常識。でもその言葉は今や化石。 (化石持ち出して何を語る?)邪道やズルいといわれる行為は、それをしてもなお届かないと感じるときに常識と変わるのかもしれない。かってはロープですら邪道だったという。それがピトンやハーネスが常識となりフリクションソール、パッシブプロテクション、チョークは当然。ボルトを打つことラッペルでムーヴを確認することは容認となりマットは段々厚くなり、ティックマークやネットでムーヴをもらうことは黙認される。
でもただ堕落していくだけじゃない。それをしても届かない世界。 (ここが言いたかったところ)ズルくても不愉快じゃない世界。 (ここも重要)その到達点が世界を変えていくのだろう。
それが今季瑞牆のモアイフェースで倉上氏によりなされたクライミングなのかもしれない。ルート名は「千日の瑠璃」という連日暗くなったモアイフェースにライトが光っていた。(その情熱に驚き、早々にキャンプ場に降りてくつろいでる自分が恥ずかしかった)落ちれば致命的でその確率も高いのは実は昔のスタイル。リハーサルを重ねた上でのトラッドがはたしてトラッドと呼べるのか?(むしろトラッド超え)費やした時間は誰が共有出来るのか?(これは確かに)誰のためのクライミングなのか?(未来の人?)でもそんなことはどうでもいい。邪道でズルいクライミングを見せつけられても称賛しか出てこない。(この言い方は良くないよね)
どんなに無礼であれ登れたものこそたぶん正しい。(これは誤解するね〜)それがクライミングの本質だと思うからリスクと引き換えに結果を残してきた者を批判する世界に身を引くつもりはない。(いやもう引きつつありますが)
それにしても困ったのは瑞牆でボルトを打ちにくくなったこと。称賛と引き換えに一言いいたい
「余計なことをしやがって」(これは嬉しい本音)
以上
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ワイドスクランブル
http://gecko2005.exblog.jp/30839622/
2024-03-04T17:54:00+09:00
2024-03-04T18:07:44+09:00
2024-03-04T17:54:10+09:00
gecko-2005
瑞牆ジャンキー
『ワイドスクランブル 5.8 8m F.Aナカオ』ルートはグラマンからやや左に回り込んだところから。スラブを登りワイドに入る。終了点は木ギアは大きめカムがいくつか。
さてメインの『グラマン 5.11d 10m F.Aシゲモリ』だが短いながら中々ムーヴが詰まってて面白い。1箇所強烈なムーヴがあるので意外と侮れないが是非。終了点に行くには木からラッペルする必要がある。F.Aシゲモリとなっているがこれはフジモリシゲトが正
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ロッククライマーにとって木ってなに?
http://gecko2005.exblog.jp/30796151/
2024-02-08T14:47:00+09:00
2024-03-04T17:42:05+09:00
2024-02-08T14:47:30+09:00
gecko-2005
瑞牆ジャンキー
さて木の話しと瑞牆クライミングガイドに掲載されなかったルートの話し。ルート名は『シケイダ』5.10a 12m 2015年5月 F.A トミズカマユカしじま谷正面『きなこもち』のすぐ左にある。ガイドブックに載らなかった理由はただ単に記録を出し忘れたからと思われるがもう一つの懸念材料としてスタートが木から取り付くということもあるかもしれない。このルートは例によって私が計画を企て実行犯を送り込んだルートなのだが(なんか犯罪組織の黒幕みたいなポジションですが)スタートが木を少し登ってからワイドクラックに入り込む。つまりロッククライミングルートとして成立してないかも?ということ。もちろん木を使わずとも登ることは可能だ。ただし出だしが5.11+?ぐらいありプロテクションが取れないので落ちると木にぶつかってしまう。木を少し登って木からプロテクションをとって登れば問題ないのだが、その上のセクションが5.10aということからルートのバランスが悪くなってしまう。だったら木でプロテクションをとったついでに、そこから岩に取り付いた方が自然に感じるでしょ。
ルート全体のバランスはいつも気にするところでルートの一部だけ極端に悪いルートは「ダメだね〜」と放置したものも多い。たとえばキューピママ隣のお祭り岩ある『祭りの後』の右側のカンテなどがそうだ。登れるけどルートにする気がなくて放置状態。
つまりシケイダはロッククライミングルートとしては5.11c?出だしノープロとなる。(木を使ってはいけないけどその木からプロテクショ取るのはアリなのかな?)それか出だし木を登ってクラックに入り込んで5.10aとなる。(そっちの方が素直じゃない?)それじゃルートにならないと思われるのならば「ごめんなさい〜私ロッククライマーじゃなくてただのクライマーなんで」と開き直ってしまうのだが、そんなの通用しないか?なにしろ出身は木登りで育ちは沢ん中 ヒマラヤアルパイン街道彷徨ってクリーンクライミングにたどり着いたもので。(クリーンクライミングって死語かも)今でも得意技はルール無用のデスマッチ。だから木や草付きは砂漠のオアシスにしか見えない。そこが私の問題点なのかもしれない。でも言い訳するとスポーツクライミングもどっぷり浸かり墜ちたところは商業クライミング。なのでシットダウンやスタートホールド限定の立場も理解出来るし邪魔な木は伐採して下地が過剰に整地されてたって見て見ないふりも出来ます。
さて木の話し木を使うかどうかは明記するべきなのだろうか?ロッククライマーは木には触れてはいけないのだろうか?開拓の段階で無用な木は選定し剪定するのだが流石に伐採は基本出来ない。そうなると使わないでねとお願いを明記をすることとなるのだが。明記されてない場合、木はどこまで使うのかは「見りゃ分かるだろ」で判断しするしかない。明確なルールってあるのだろうか?私の中の理解では終了点はありですスタートの木やブッシュは明記してなければ使っちゃダメだよ!マルチ途中の地面の根っこはありかもどうしても使わせたくない木は引っこ抜くから残った木は使いたければ使うがいいさあとはよろしく!という感じなのですが
なんか私がいうこと自体無意味な気がしてきた。「次から気をつけます」でとりあえず終わります。『シケイダ』5.10a 12m 2015年F.A トミズカマユカ C.5〜C4しじま正面の左端.リードは基本木を登ってから取り付く。最近行ったら横木を誰かが差してあって取り付きやすくなっていた。トップロープも張りやすいのでワイド練習にもいいかなと思う。ギアはクラックが奥で閉じているので意外と小さなギアで大丈夫だ。右差しでも左差しでも同じぐらいの難しさだろうか?私は左差しの方がワイド登りっぽくて好き。(シケイダは英語で蝉の意味、槇原敬之の歌でシカーダという蝉の歌があるがマユカ様曰く いやシケイダ!)
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末端のまったん下
http://gecko2005.exblog.jp/30763726/
2024-01-29T17:43:00+09:00
2024-01-30T14:43:16+09:00
2024-01-29T17:43:01+09:00
gecko-2005
瑞牆のルート情報
そういうわけで瑞牆クライミングガイドについて語る前にガイドブックにワケあって載せられなかったルートや間に合わなかったルートを先に書いておきたい。
末端のまったん下
これはエリア的には黄金狂周辺になるのだがアプローチが末端からになるので『末端のまったん下』としておくガイドブックに掲載されなかった理由は諸事情あって間に合わなかったからである。アプローチは『末端のまったん』途中のスラブ岩前の陽だまりテラスから上がらず、やや下に降りてFIXをたどる。テラスから2.3分で取り付き。ワイド系クラックが2本並んでいる。ここはどこからも見えない(壁は見えるけどクラックはほぼわからない)シークレットエリアとなっていて下からのアプローチも出来ない。こういうのを見つけるのに能力はいらない。くんくんと怪しく匂ったら信じてなくても行ってみるだけだ。ほとんどハズレを楽しめるかどうかが能力と言えなくもないが。このクラックを見つけた時も昔なら感嘆の叫びをあげたかもしれないがもう今となっては「また見つけてしまったやれやれ〜」という感じであった。減らないどころか増えていく瑞牆開拓リスト。 あ〜で、誰かに登ってもらおうと人選してる間に時間が経ってしまったうえやっぱり左は自分で登ることになってしまったというわけであった。
左クラック『満月チョップ 15m 5.10c 』F.Aナカオ写真はTロープで試登するマユカさん
左のルートはC#3#4サイズで出だしが悪くクラックに沿って伸びてる木は使わない限定となる。この木がヤバいほどどうぞ足をおのせ下さいと誘惑してくるのだが、それは無しね。最後土のテラスに這い上がることも出来るがここは木の根っこを掴むことになるだろう、終了点は一応テラス下まで垂らしてあるのでそこで終わりでいいのではと思う。岩の粒子が粗くて結構痛いのでテーピングしたほうがいいかも。
このルートは木も有りがノーマルで、無しを限定とする方が自然な気もするが?まあ好きにしてくだされ。とりあえず面白さ優先で木は使わないルールね。ルート名はいただいたポテチ『満月チップ』から。美味しさ満足にあやかって。
右クラック『ミトンチョップ 20m 5.10a』F.Aトミヅカマユカ右のクラックは出だしにでかいミトン型チョックストーンが挟まっていて途中からダブルクラックとなっていて最後傾斜を落として上のテラスまで行ける。プロテクションはダブルクラック両方取れるのでC0.75〜4まで適当に選べる。左だけ限定とかで登っても楽しいかもしれない。途中右に木があってそこで終了することも出来るのだが上まで抜けて少し歩いて『まったん』まで繋げることも出来る。まったんのルートを経てさらにその上の頂上岩塔も登るとなんだかマルチ気分になれるだろう。ルート名は見ての通りミトンチョップで岩が割れているから?
ところでこの木を使うかどうかという問題は皆さんどう判断してるのかね?私は「使わない」という記載がない限り使って良しと判断してるのだが。で次回のテーマは『ロッククライマーにとって木って何?』にしようかな?次回があればね。]]>
ある木の話し
http://gecko2005.exblog.jp/30495362/
2023-11-20T22:03:00+09:00
2023-11-21T07:27:25+09:00
2023-11-20T22:03:32+09:00
gecko-2005
瑞牆ジャンキー
さてこれだけの仕事である。自分が提供した情報も然り、疑問や細かな記載の怪しいところがあって当然。そんなことより情報は出すことがまず重要だし今後の展開を含め面白い。 しかしである、私としては細かい情報は求めていないし必要ではない。そんなこともあって初版ガイドブックはあまり読まなかつたし持ち歩くこともなかった。だが今回のガイドブックは知らないエリアや知らないクライマーも増えたし写真もクライマー目線では見ることのできないドローンアングルが豊富なので興味を持って目を通してみた。で、気になったことや思ったことがいくつかあったのでブログに書き留めていきたいと思う。
つづくかどうかわからないがとりあえずその1とする ↑キューピーママの岩塔
その1 「ある木の話し」
瑞牆山植樹祭エリアにキューピーママという岩塔がある。キューピーみたいな岩と顔みたいな二つの岩が一つの岩塔となって植樹祭広場を見下ろすように立っている。 最初に親子の絆というクラックを登って岩塔の上に立ってから数年後、反対側の狭い産道を抜けるようなルートを見つけ登った。その時に一緒に登ったのが加藤泰平さんで、岩塔の上の水たまりには氷が張っていた。そんな晩秋の誰もいない瑞牆はたまらなく美しかったし楽しかった。翌年、泰平さんはヒマラヤに向かい帰らぬ人となった。結局その時登った産道ルートが泰平さんとの最後のクライミングルートとなった。ルート名は「産まれる気分」それから泰平さんとの思い出に触れに行くわけじゃないけど、そのルートを登ることが毎年の約束事となった。ルート自体が毎回笑えて楽しいこともある。グレードも5.8なのでデブらない限り老いぼれても登れるだろう。 ある時から岩塔の上に生えている小ぶりなヒノキが登ってくる私を迎えてくれるような気がしてきた。岩の上にちょこんと乗った鉢植えのようなヒノキだ。小さいながら最初からあるので樹齢20年ぐらいにはなるのだろうか?うっすらと刻まれた浅い溝に沿うように生えている。その木がある時元気がないように見えて、下から小石と土を運び上げ根っこ周りを固めてみた。翌年実を付けているのを見つけて大変嬉しかった。 それからは大きくなると倒れてしまうのでそれぐらいの状態を見守ることとなった。根回りの苔が美しく、そこから段を落としながら水の流れを伴ってつづく薄い岩穴。 その一つの世界観が見るたびに魅了する。それがキューピーママの小さなヒノキである。
これまで岩を登るために苔を落とし容赦無く枝を払ってきた。それとともに岩に生えた木々たちが好きで写真を撮っては大事にしてきた。自分の都合で選別することになんの矛盾も抱かないわけじゃない。だから大事にしていた良い枝がある日切られていたりしても怒る理由にはならないと考えてきた。もし自分が開拓した場所で自分の意に反することが起こったとしても、それはその人がクライマーとしての判断で行ったことだと思うから。 それが正しいか間違っているかどうかはは私にはよくわからない。ただ運よく生き残っただけの執行猶予付きの人生観しかない私に善悪の区別はないのかもしれない。
さて瑞牆ガイドブック(上巻)のキューピーママの岩塔にもいくつかルートが増えている。その一つ「魅惑のキューピー」にはこう書かれている「終了点は、既製ボルトと細い木」それを読んだ時思わず息を呑んだ。細い木!ってあれしかないよね。ロープに引っ張られ根っこが持ち上がる映像が浮かんだ。「ああ〜やめて」既製ボルトとわざわざ記するところからボルトに対するこだわりが感じられる。だから細い木も書き加えたのだろうか?なるほど〜クライマーとしての判断は感じる。でもあの木は終了点にできるほどの支持力はないでしょ?
もし細い木の近くにボルトが増えていたらたぶん私の犯行です。木はそっと触らず、増えた既製ボルトを使ってください。「しょうがねえな〜」と呟いてくださっても結構です。
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龍脈門に行ってみた
http://gecko2005.exblog.jp/29577303/
2021-06-30T10:45:00+09:00
2021-06-30T16:53:27+09:00
2021-06-29T23:37:17+09:00
gecko-2005
瑞牆のルート情報
梅雨の合間に瑞牆山植樹祭エリアしじま谷の龍脈門5.13aに行ってみた。このルートは2009年に開拓初登。その後は遠くからなつかしい犯行現場を知らん顔して行きすぎるかのように触れることもなく早12年。それが最近仲間がトライし始めたため、細かな気になるいくつかの情報を耳にするようになった。
その一つが核心部から遠い左のホールドがチョークで白くなっているが、それは使うのかということであった。確かに遠いところにホールドがあったのは記憶にあるが、使った記憶はない。
気にはなったが公開したルートは出した言葉と同じく、もう自分のものではない。受け取る側の問題。だからそれがどう受け取られようと自分の問題ではなく人から見た私という存在の問題でしかない。まあ、そこが重要なんだろうけどね。いずれ機会があれば見てみるかぐらいに思っていたら、その機会は早々に訪れた。
久々の瑞牆は梅雨模様で先に向かった岩場は水が滴っていた。そこで最近トライした仲間もいたことなので龍脈門に転身することにした。
12年ぶりの犯行現場はちょっと他人行儀な顔で迎えてくれた。
問題の核心部左にあるホールドを確認してみるそれは初登時使えなかったもので、もしリーチがある人が使ってもムーブはよくはならないだろうとと思っていた。だがそのホールドの上にもかかりのいいホールドが続いていた。これは〜届けば使えるな、いやむしろ使わない方がおかしい。肝心なものを見落とすのは私によくあるところだが、これはない。この一連のホールドを使えれば核心はさほど苦労せずこなせるのかもしれない。う〜ん 登りやすい5.13ってことか
昔小川山で某ボルダラーがランジ課題を作った。そのあと登りに行ってみると核心部にポケットがあり労せずスタティックに登ることができた。そのあと某ボルダラーに何故あのポケットを使わなかったのか聞いてみたところ一言「見えなかった」マジか!ありえんきっと彼は飛びたかったのだろう 恋は盲目ムーブに恋したか?でも私も人のことは言えん
さて龍脈門左のホールドから目を外すと核心のムーブが思い出されてきた。リスキーな足のさばきが鍵だったレットポイント体制に入って2回目で決めたけど、もう出来ないかもと思うほど際どいムーブだったそれはもしかすると自分だけのムーブでしかなかったのかもしれない。あの日登りきって吠えてた自分の背中に不正解って書いた紙をそっと貼ってあげたくもなる。けど、きっとあの日の自分はこう答えるんだろうな登れたことこそ正解あとは知らん
龍脈門は5.13bというグレードで発表したが、後に瑞牆クライミングガイドでは登りやすい5.13aとグレードダウンされている。それって12+ってことなのかな?もしかすると私に気を使って2ランクグレードダウンを避けるための苦肉の表現をしてくれたのかもしれない。そう思うと心ある対応をありがたく思うがグレードはただの目安の数値、情けは無用にござる。簡単だったとか逆に難しかったとか言われるのは常にあること実際初登者にはグレーディングってよくわからないことが多いし、グレーディングの権利もないと思っている。
13bというグレードにした理由だがその前にやっていた日光の難ルート『エロイカ5.13c』と比較して同じかやや登りやすいと思ってグレーディングしたもの。雷火5.13aより明らかに悪いと感じていた。
龍脈門は残念ながらリーチ差が出るルートのようだ。グレードに関して言えばいいホールドに手が届かないからってグレードアップしたりしない。SNSでムーブを確認したところでグレードダウンもしないように。それを不公平と受け取るのは受け取る側の問題。やり続けていけば、足りない部分こそがクライミングの楽しさを生み出してくれることに気づく。それでいいのでは
龍脈門は左のホールド、つまり門のように見える核心部の門外そこを使えない方がよりムーブが楽しめると思う。ぜったい!龍脈が門の中をきれいに抜けていくそれがルート名の意味だから。
拙い解説動画あげてみました。(ムーブ解説ではありません)
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瑞牆2020
http://gecko2005.exblog.jp/29356462/
2021-01-02T17:39:00+09:00
2021-01-20T13:38:00+09:00
2021-01-02T17:39:30+09:00
gecko-2005
瑞牆のルート情報
せめてやる気やアイデアがもう少しあれば‥(以下ネガティブなボヤキを大幅カット)
これが今の自分と潔く認める気にもならないほど酷かったけど
公共管理の岩場での開拓記録を公表するのはクライマーの義務だと思うので
書けるものだけ出してみました。
ビックサムロック
『瑞牆ジャンキー』60m 2P
1P目 40m 5.12b? 2P目 20m 5.11d?
最近思うことは、いつまでクライマーでいられるのだろうか?ということ。
5.12や初段ならまだまだいけるだろうが、そういうことが「クライマーです」と言える裏付けにはならない。
もうすでに終わってることに気づかないのだとしたら過去の自分にも申し訳ないが、それでも力が落ちた分労力をかけてクライミングと瑞牆の未知の部分を求めてきたつもりだ。
そういう自負を持ってルート名をあえて『瑞牆ジャンキー』とした。
でも、ラッペルボルトの普通のルートだし、時間や力があればグランドアップも可能だったし、ボルトも大幅に減らせたし‥(以下ネガティブなボヤキを大幅カット)
無理矢理ボジティブに考えると客観的に見て素晴らしいルートだと思う。
岩がすごくキレイ!
ラインが素晴らしい!
なんとか1日で無理なくこなせるグレード!(だってアプローチ2時間弱だよ)
ほどほどに緊張感もある。
静かでロケーションも最高!(やっぱりポジティブよくないな)
次のシーズンもクライマーでいられたらちゃんとトポまとめます。
次のルートはビックサムロック対面にある岩塔
多分初なのでアプローチ的ルートではあるけど出しておきます。
岩塔名 レディフィンガー
トップからのクライムダウンがちょっと怖い。
開拓プロデュース作品
ホケイ岩近辺の無名ルート
ワイドクラック15m 5.10b
初登 スガヌマ?
(左のチムニーには終了点あり調査中)
開拓プロデュース作品
雷火とカメ岩の間にある岩
『グラマン』(仮称)12m 5.11d ?やや前傾ボルトルート
初登シゲモリ
雷火のアップ用というわけではないが、ポケットのダイナミックムーヴがあったりでなかなか面白い。
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岩檜(瑞牆山しじま谷)
http://gecko2005.exblog.jp/29044012/
2020-06-09T12:47:00+09:00
2020-06-09T12:47:29+09:00
2020-06-09T12:47:29+09:00
gecko-2005
瑞牆のルート情報
どうも2015年か16年のことらしく、そのうちグレードを確認してからと思っていたので大変遅くなってしまった。
このルートは出だし左のフェースを登ってから右にクラックに移るラインどりで、そのラインだとプロテクションが取りづらいので後ろにある樹を使って上部に先にプロテクションをセットするとしたのだが、どうも木登りが大変らしい。
5.10aなので割と慣れてない人が取り付いて大変な目に合っているようである。
さらにホールドが欠けたためクラック通しに登らざる得なくなりグレードも5.10どころではなくなっている。(出だしグレード不明)
つまり簡単ではなくなっているから気をつけてくださいね♪というお知らせでした。
グレードがちゃんとわかった方はなんとなくよろしく。
途中のヒノキから先はランナウトするものの、樹のスリングでプロテクションを取ればそんなに危なくなく
ボルダー的なフェイスムーヴで楽しい?と思うのでぜひ。
なんと!ムーヴは今流行りのコーディネーションである!
↑⑥が岩檜(イワヒノキ)
↑出だしにあったガバ
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末端のまったん壁
http://gecko2005.exblog.jp/28943819/
2020-04-17T20:05:00+09:00
2020-04-18T08:50:04+09:00
2020-04-17T20:05:17+09:00
gecko-2005
瑞牆のルート情報
瑞牆山十一面末端壁の左に位置する2019年開拓(一部のルートは登られていた可能性あり)開拓者 ナカオマサキ、トミズカまゆか、サイトウもとえ末端壁から左に谷を10分程つめたところにある壁で、見た目小ぢんまりとしているがロープスケールで20m程ありルートも変化にとみ、まとまっている。グレーディングは世界の北平、世界のもとえ、広島のマルボー(マルちゃんスマン!)によるから心してかかるべし!
A まったりクラック 5.6 12m Gear:C4 C3 C3 狭い岩間の先にある 終了点は木
B まったんチムニー 5.6 15m Gear:C5 途中に見えるチョックストーン(動くけどたぶん大丈夫)に立つ
C クリスタルクイーン 5.9 20m ★★★ Gear:C0.75-C3+C2 洞窟の中を登る。ハンドクラックが終わる手前でチムニー登りになる。C3はチムニーに入ってから背中側で使う。プロテクションもロケーションもよくなんだか楽しい。終了点は奥の木になるのでトップロープをセットする場合はショートロープを持って行った方が良い。水晶が落ちていたのでこの名前になった。
D クリスタルキング 5.10C 20m ★★ Gear:C0.75-C6ロングスリング クィーンの途中から別れチムニーを右に狭いすきまを出ていく。出れなければどうなるんだろう?なんて考えない。出てからはオフウィズスが続く。必ずスタックするので強引にロープを引きずり登るが、本当にスタックするのでダブルロープがおすすめ。終了点はクィーンと同じ。
E トラベルチャンス末端の末端 5.10C 10m ★★ Gear:C4C5C6 短いが内容は濃くテクニカル。右挿しでも左挿しでも。F.Aもとえ
アプローチ図末端壁手前の岩小屋から尾根に上がり整地された谷を左にトラバーススラブ岩の下を抜け右上に谷を詰める。岩小屋から10分終了点に回るにはトラチャンのさらに上から登ることが出来る。
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鷲
http://gecko2005.exblog.jp/25862671/
2017-06-21T15:50:00+09:00
2017-06-22T23:26:47+09:00
2017-06-21T15:50:37+09:00
gecko-2005
瑞牆のルート情報
十一面末端壁 鷲(田吾作) 1982.10.17 F:A 加藤泰平 諌山憲俊1P目 5.11a5m 2P目 5.10d35m 3P目 20m 5.9 岩と雪98号より 加藤泰平(2009.5ネパールヒマラヤ、クワンデにて死去、長らく私のBad(Best?)パートナーだった)カッコして(田吾作)とあるのは最初に人工(エイド)で登られた後でフリー化されたためルート名も変更したためであろうと思われる。途中経過として1P目が5.11aから5.10dにグレードダウン(岩と雪121号付録ルート図集)現在最新のトポ(瑞牆クライミングガイド上)によると1~2P目を通して1Pとして5.10dと記載されていて『コーナーが草だらけで長らく登られていない』とある。
そう、このルートは現在平日でも訪れるクライマーが絶えない人気エリアでありながらクラッククライマーの人気エリアになる前に自然に還ったため、今や誰も登ることのないルートとなってしまったのである⤵︎
数年前に末端壁上部にある、やはりアプローチが悪く誰も登らない泰平さんの遺作トラベルチャンス(5.11b F:A 加藤泰平 平松啓伸 1985.11) の下部にルートを開拓してマルチルートとしてトラベルチャンスを復活させたいと思っていたところ同じ試みをすでに始めていたガメラがお膳立てしてくれ、ルートを完成させることが出来た。ルート名はガメラ曰く『帰ってきた田吾作』「え~ダサい!?でも…納得かも」泰平さん自身が当時田吾作と呼ばれていたらしい。
そして、加藤泰平が寂しげに見上げた草ぼうぼうのコーナークラック、鷲(田吾作)が次の課題として思い浮かんだ。「あれの再生は俺の仕事かなぁ」そんな気がした。だって『鷲』の下を通る度に泰平さんの寂しげな顔を思い出すのもイヤだしね。それに自然に還るのは、そういうルートが持つ宿命だと思っていたけれど近年のクラッククライマーの増加を見ていると、もう一度再生させてそのルートの価値の是が非を時の移り変わりに問うのもいいかなって思ったりしてね。
さて、さすがに30年ぐらいの間放置されていると岩茸は立派に育つは草がぼうぼうで根っこは泥で潤ってるは、苔と地衣類は存分にはびこるはで掃除は新ルート開拓以上に大変だった。(おかげで指がつる癖がついてしまった⤵︎それでも7割ぐらいの仕上がり?)2P目は泥が詰まっているものの登るのに支障がない程度には落とした。1P目(当初の2P目)終了点にボルト1本打ち足し出だしのボルト3本は打ち換えた(3本目リベットボルトは60mロープラッペル用にあえて残置)途中のハーケンと旧1P目のビレイ用ハーケンとカラビナは撤去出だしの外れそうなガバボールドは既存ルート保護のため接着剤で固めた。(個人的にはグルーイング反対!)*(まだ外れる可能性があるので必ず1本目のボルトにクリップを!)あとはもしかすると貯金箱のテラスと呼ばれた1P目終了点を復活させるかもしれないけど*(1P目は35mあるので60mロープだとロワーダウンができないため、3本目のボルトで一旦切る必要がある)でもとりあえず登れるのであとは各自掃除よろしく!
さてルートだがこれがなかなか内容が良い!今まで登れなかったことが残念なぐらい面白い。旧1P目はガメラの怪しい情報だと簡単だと言ってたけど、なかなか悪い。ホールドが一部欠けた可能性もある。グレードは5.11b 核心部は5mぐらいで、そこを抜けるとこれが貯金箱?と思われる深いポケットで休める。旧2P目は変化に富んだコーナークラックでグレードは5.11aぐらいだけどクラックの総合力が足りないと辛いだろう。その1Pと2Pを通して1P目とした。グレードは5.11c 35m 終了点小テラスあり2P目はルート名の由来にもなった鷲型フレークのレイバックから右にトラバースして大テラスへ 5.9+ぐらいだが少々ボロいので手元足元注意がいる。
まとめ1P目5.11c 35m C05-4×2+C05-1 (最後傾斜が落ちてからも意外と長い)
2P目5.9+ 20m C05-4(あくまで参考程度に)
ルート図は瑞牆クライミングガイド上巻を参照にしてね
最後に基本的に人様のためにクライミングに関わる気はないのでルートの再生も自分のため。よって折角自然に還ったものをまた荒らしてとか言われたらごめんなさいだし。ご苦労様って言われても、それは違う気もするが感謝はしておきたい。手伝っていただいた方々や一緒に登ってくれたうちださんそして何より泰平さんと諌山さん。
でも、草をひたすら掘り出しながら掃除に没頭していると、まるで田吾作だよなと思えてきて(農家の方すみません)泰平さんと諌山さんの楽しげな会話が聞こえてきて、それに加われた様な気さえして結構楽しかった。
泰平さん待たせたね、次はいつまで続くかな?
1P目出だし5.11b1P目中間部
2P目最後の方貯金箱のテラスビレイ点見つけ!泥じゃ岩茸じゃずっと汚いのじゃ
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瑞牆の岩塔② ナポレオンタワー
http://gecko2005.exblog.jp/24497360/
2016-07-01T14:00:00+09:00
2016-07-01T14:20:59+09:00
2016-07-01T13:59:52+09:00
gecko-2005
岩塔めぐり
場所 瑞牆山不動沢不動岩5.10c 20m 07年8月4日 吉川弘・室井由美子F.Aギア エイリアン緑 (ROCK&SNOW40号より)
また瑞牆クライミングガイド下によると5.10c 30m ギアC02-C04となっている。
ニョキ度★★ロケーション★難しさ★★?
2016年5月牛乳瓶クラックを登りに行ったときに予定していたわけじゃなかったけれど前から気になっていたこの岩塔を登った。パートナーはもとえさん下部はスーパートゥルーパー5.9を登る。瑞牆クライミングガイドによるとやさしいチムニーからカンテを回り込み…ポケットホールドにカムを入れると書いてある。(イヤな予感)ガイドトポからはチムニーの位置が明瞭でなくトラバースがやや下り気味になっていたためやや戸惑った。(ほぼ水平トラバース)この岩塔に関してはR&Sのオリジナルのトポの方がわかりやすい。(後から見たけど)ボルトの数も1本ではなくエイドルートのボルト含め3本だった。初登は由美子さんと吉川さん(どっちがF.A?どちらがF.Aでもとってもイヤな予感)ギアはC02-C04となっているがフェイスに入るまでのチムニーは丸腰でいくのかい?結構落ちるとやばい高さなのですが。とりあえず使えそうなギアをぶら下げて行ってみる。C2?を途中の水平クラックにセットしてチムニーを抜けエイドボルトにクリップした後フェースに乗り込むが、ここはややトリッキーでイヤな気分も高まる。カンテを右に回り込むとイワタケが育ち始めたスラブとなった。あまり登られてないのではなかろうか?さてカムを入れると思われるポケットにC02?をセットしようとするが入らね~最悪 一応ボルトが2か所あるのでカムはあきらめる。(ここは後から緑エイリアンと知る)ボロいロープでカンテをまたいで落ちたくはないが5.10cで落ちるわけないと言い聞かせて突入。なんとかボルトにクリップ、しかしその先イワタケがさらに繁殖やばい~!!!!足が確信的にハンガーに乗ってました。アウト!いやセーフ?とりあえず落ちなくてよかったよ~そのあとはイワタケを払いながらトップアウト上に何にもないのであれっ?と思ったら少しトラバースした平らなところにボルトがありました。
下降は裏へ空中を10m程(スリング交換しました)
さて問題は岩塔としての評価だがルートはまあまだが、何しろイワタケが育ってやばい!それにカンテをまたぐので落ちたくない。掃除が行き届いてたら5.10cは妥当なところギアは緑エイリアン含めて適当に幾つか持っていった方がいいかな。ロケーションは高度感がイマイチでまあまあといったところ?でもクライマーしか立てないピークの上は結構平らで居心地も悪くはない。
掃除をしてボルトも打ち直せば素晴らしい岩塔ルートと言えるだろうね。たぶん今回ちゃんと登れなかったし、岩塔撮影セットも持ってなかったのでまた行こうかな。牛乳瓶からつなげれば最高だしね。
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カウントゼロ
http://gecko2005.exblog.jp/24495093/
2016-06-30T15:32:00+09:00
2016-06-30T16:07:18+09:00
2016-06-30T15:32:28+09:00
gecko-2005
僕らはみんな生きている
雨上がり
荒川沿いの道をバイクで走ってるときのこと。
横断歩道にある黒いものを避けつつチラッと確認。
カメ?
カメなの?
カメだ!
カメが横断歩道を渡ってる!
その先でバイクを止め横断歩道まで駆け戻る。後から来た車はカメをぎりぎり避けて行った。
しかしカメはすでに轢かれたのだろう、甲羅後ろが割れていて肉が見え血が出ていた。
だがまだ生きている。
土手まで運んでそっと置いた。体長25cmほどのクサガメだった。
カメは雨を待って隅田川から約200m程離れた荒川へ渡ろうとしたのだろうか?
たかだか200mとはいえ段差もあるし土手もある。それに道路。
この状態だと生き延びることは難しいだろう。
「ちょっと遅かったね」
バイクに戻って走り去りながら思う。
「かわいそうだったなぁ せっかく横断歩道を渡ったのに轢かれちゃうとは」
「万が一生き延びたとしても‥」
カメがじわじわと干からびながら死んでいく映像が一瞬浮かぶ。
「‥・・・」
バイクをターンさせた。
カメを荒川に繋がる水路の側まで運び草むらの中にそっと置いた。
それが恐らく無駄なこととは思いつつ。
年間数万人の交通事故死が起きても車は減らない。
みんな車が必要
生きていく上でと言われれば、そうかもしれない
だから多くは事故という形で事件は扱われる
犠牲者の口は保険金で塞がれる。
批判する者も車の恩恵を避けては生きていけない
でも
カメに車は必要ない
カメは横断歩道を手をあげて渡れない。
カメは保険金ももらえない。
カメは事故にあってもカウントされない。
本当の犠牲者たちは
カウントゼロ
だからちょっとこの日は安全運転を心がけました。
次はウサギが飛び出してくるかもしれない。]]>
瑞牆ハイライン2014本編
http://gecko2005.exblog.jp/24100004/
2016-02-01T11:23:00+09:00
2016-02-01T11:22:58+09:00
2016-02-01T11:22:58+09:00
gecko-2005
ハイライン
あおろら徘徊記
http://gecko2005.exblog.jp/24094990/
2016-01-30T15:27:00+09:00
2017-04-14T14:24:27+09:00
2016-01-30T15:26:42+09:00
gecko-2005
瑞牆のルート情報
2015/8〜10 ヒメヤスリ岩
あおろら徘徊記ルート全景
↑1P〜4P
*2015年〜16年の開拓記録です。2P目のフェイス〜ミゾ(袈裟固め無限ヒザロック)は超オススメです。最後ヒメヤスリ岩はきれいなハンドクラックを登ってロケーションの良い岩塔に立って終了です。ルート名は開拓スタイルの迷いともやっとした気分から青空ではなくあおろらとしました。
F.A 1P,3P表 とみづか 2P,3P裏,4P,5P ナカオ 0.P(アプローチピッチ)15m ルンゼ
1P 5.7オフウィズス12m C2-4×12P 5.11dフェイス〜ミゾ35m (直線30m)ボルト10本3P表 5.9スラブ20m 左から回り込み右へダイクをトラバースしてスラブ ボルト4本3P裏クラック5.11a25m C05-3×2+C4.C14P 5.11bスラブ10m ボルダーみたいなスラブ、いきなり核心 ボルト2本5P 5.9 ハンドクラック15m C1-3×2各Pにビレイポイント下降は同ルートをラッペル 60mロープ折り返し5P⬇︎4P.3P⬇︎2P(60mギリ)⬇︎1P.0P⬇︎アプローチ時間は植樹祭広場から1時間半弱、白クマのコルやや上対岸
アプローチP(ノービレイ)
↑1P(短いオフウィズス)
↑2P 袈裟固め無限ヒザロック
↑3P
↑3P裏のクラック
↑4P
↑5Pヒメヤスリ
↑ヒメヤスリ岩
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